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Kageが現代美術をズバッと斬る。Art系blog。
by kageart
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"When Humour Becomes Painful"

スイス/チューリッヒに訪れ、見つけたmigros museum。ドイツの美術を強力にバックアップするのが銀行なら、スイスはどうやらデパートの"migros"。
この展覧会がおいらにはもう最高。この美術館無かったらスイスのアートは駄目だ!と思ったかもしれん。

展覧会名が、ユーモアが痛みに変わる時、、私の制作にかなりどんぴしゃ。好きな訳だ。
次から次へとユーモアを出しつつどこかダークなあるいは痛い、あるいは切ないテイスト。しかも名作ぞろいを贅沢に。

まず入るとあの!「アーティストのうんこ」缶詰。初めて見た〜。
するとボック。今回のは巨大な材木でわざわざ木版やったり、卵割ったり、まあ前回のと比べれば気は抜けてるけど、遊び感覚がらしいと言えばらしいか。(ちょっとこの木が現物かは怪しかったが。。)
そして、チャップマン。何やらオカルトめいた古めかしいマスクやら、変態じみたドローイング。(最近彼らかなり割り切って”純粋”なダークサイド方向へ走ってない?)。よくよく読み解くとこれら全部マクドナルドのあのドナルド。確かにあいつには不気味な側面を感じる。
でも、ここまでそのありもしない歴史やイメージを緻密な造形で仕立て上げる、彼らの力量に感服しつつ、一方まんまとくすくす笑わされてしまう。参った。(特にこの怪しげな台座よ。)


続いて何より印象深い作品。雑誌とかでこのカットは見てて何だろ?とは思ってたが、作家名すら知らなかった。Mark Wallinger。タイトルは"engel"。やっと動画で見て分かった。
ざっと言うと、エスカレーターの入り口を手前へと歩き続ける盲目の人が“In the beginning there was the Word, and the Word was with God..."といった意味深なセリフを繰り返し言ってるのだが、実は全て逆再生でできている。言葉も奇妙に歪み、周囲は反対向きに流されてゆく。
でも何よりエンディングがすごい。聖歌風の音楽が流れ出し、彼が語るのをやめ、歩みを遅くするとフワァとエスカレーターに流され上へと上昇してゆく。まさに天使。
が、どう撮ったんだ?と混乱しながら、分け分からず感動。ともかくすごいです。またもや参りました。


と、ほかにも、ナウマンやフィシュリ&ヴァイスやら豪華。
チューリッヒの方はぜひ一度この美術館行く価値あり。

でもほんとは展示できたらな〜。
# by kageart | 2005-10-28 12:05 | Kageが斬る!!
ぼっくは理性派。
ハンブルガー・バーンホフでやってる、"Preis der Nationalgalerie für Junge Kunst 2005"へ気分転換に(相方に引きずられ)行ってきた。
このプライズ、ベルリンにゆかりある若手(やや疑問)アーティストにおくられる賞。
目あてはJohn・Bock。実は隠れファン。前にKWにお話しに来てた時もしっかり行った。

いんや、気合い入ってたわ。
展示会場で行われたパフォーマンス風景のビデオとその残骸という展示。
残念な事にいつもその現場を生で見たいと思いながら、行くときにはもう事後。
作家の不在感だけが漂ってて、残骸からイメージし取り調べ。

今回もいつも通りハチャメチャ、ぐちゃぐちゃ、わけ分かんない一人芝居なのだけれども、
その中でボックがサクラとおぼしき人に投げられ、展示会場(一階)の窓からガラスを突き破って外に投げられ、頭から血(のり)を流しつつ何やら熱弁する、というシーンがある。

そのガラス。
現場取り調べの結果、その窓枠の部分のみガラスでなくプラスチックに替えられている様子。
しかも、目立ったタイミング合わせもなく、一人の青年と喧嘩のようになり、見事その位置に投げられる。到底そんな理性的思考を持ち合わせてない、薬きめてるのか?と思えるような非論理的な話しの展開(小道具と話しだしたり、毛糸に自分で絡まって、"Hilfe mir..Hilfe mir..."とか言ったり)。

だが、彼は確実にその演技の裏で、タイミングをはかり、位置を考え、シナリオ通りに事を遂行しているに違いない。下手をすると、途中、床でオーディエンスに向かってスライディングする事も、タバコを一本貰ってガムテで出来たぬいぐるみに煙を吹き込む事もすべてが綿密なリハーサルの上にあるのかもしれない。

彼は頭に血(のり)を流しながら、そう思わせるに十分な華麗なエンディングを用意していた。
ハンブルガーの隣を流れる川に橋から飛び降りる。するとそこには準備万端、派手な衣装に身を包んだボックワールドの住人が乗る船がクッションを積んで待っていた。
無事着地、船はでる、踊りながら川を下る。。。

完璧。この賞への意欲が伺える。
でもさ、、ちょっと彼の冷静さを知って淋しくなったのも事実。
美術って。。
# by kageart | 2005-09-18 12:01 | Kageが斬る!!
Alles Kaputt
最悪な日々です。
美術関係でもなかなかいい事ないですが、とにかく厄年じゃないかネットで調べたくらい。事の顛末をダーッと書きますと_

映像がゴミのように詰まった外付けHDDがまず不調。
続いて、何気にウィルスチェックしてたらiMacG5から「トロイの木馬発見!」とのお知らせ。焦る。駆除。
不安にかられPowerBookも調べる。なんかう、ご、き、が、フリーズ。
強制終了。起動。ん?ドックが出ない。マウスが遅い。おかしい。
再起動。fsck -f、CDからDiskUtility、「アロケーションブロックが重複...」多数の赤いメッセージ。修復不可。他社製ユーティリティかけるも余計泥沼化。

「バックアップをとれば良かった。」

慌てて健康体か未だ怪しいiMacにターゲットディスクモード。
マウントしたりしなかったり。コピー中、消えたり。
CCCも駄目。地道に出来うる限りコピー、、、∞の時間が過ぎさり、、
あきらめた。内蔵HDD交換を考えてたのでついでにやろうと。そのときに新規インストールから始めようと。でもつらい。ぐぐぐ。

...が、ここで終わらない。
プリンタcanon 80i(ドイツ的にはi80)不調。目詰まりか。
ヘッド清掃。「廃インク吸収体がいっぱい」とメッセージ。ごまかし使う。
が、なんだ、いい加減にしろという事か。現在、電源入れてもエラーランプ点滅するだけ。ヘッドが動きを止められてる状態。。モノクロすら無理。

................も〜やだ。。捨てる。まじ捨てたい。かみさま〜。(自分が壊れてます。自分捨てろって?)
# by kageart | 2005-08-26 13:22 | 日々思ふ事
「美について」&「クレマスタ−5」

しばらく、blogから遠のいていた。
というのもベルリンに越して未だネットが繋がらないから。で、今どう投稿してるかと言うとなんとも切ない電話線&モデム接続。
厳しいもんだ。
とりあえず不満・ドイツ・ITネタはDSL接続後に置いといて「現代美術を斬る」に立ち返ってみたり。

この間たまたまこちらでマシュー・バーニーの『クレマスタ−5』を見る機会に恵まれた。
Haus der Kulturen der Welt というところの"Über Schönheit"("about beauty"ね)という展覧会にて上映(写真は展覧会出品作の一部。ポスターにされていた、中国人アーティストZhuang Huiの作品)。最終日だったが会場は空いていた。

前にも一度日本でクレマスター・サイクルの時『3』は見たんだけど、一カ所で一作品という約束に一応なってるらしいこの一連の作品をまたもや、しかもこんなところで見るとは思わなんだ。
『3』のときは、えっらい長尺の映像&しつこいくらい繰り返す車の衝突、フリーメイソン、パンクなバンド、巨人、猫女...と正直頭の中でぐっちゃぐっちゃと混ぜ合わされて記憶出来る限界を超えていた。
これがマシュー・バーニーなのか〜、と完全にイメージが出来ていて今回もそういう覚悟で館内に入る。

と、これが結構見易いし、面白い。ストーリーも割とあって最後は続きが見たくなった程。しかも短い。
まあ裏を返せば、結構べたな映画的手法(過去と現在の行き来、回想、象徴)にのっとっていて、また全般的にオペラを題材にしているのだけれど、それが何と言うか"効果"をだして(カストラート、フィフス・エレメント、アマデウス.....)良く見せてくれてるところはある。

でも、全5作のうち2作見たおかげで気付いた点。
まず、彼は前提として変態であるという事。
(悪い意味ではない、誰も気付かない随所に変態アイテムをちりばめている。)
続いて、その表現を「映画」と差別化しているのは、意識的な世界観の作り込みの甘さであるという事。変態的特殊メイク一つとっても(例えば水中の女性の性器は巨大化されていたが取って付けたようにその部位にくっついてるだけ)、ウルトラマンの背中のチャックに通じるその不完全さは、このリアル・ワールドへの「ほころび」として機能している。ほころびからスクリーンの外に、そして我々の中に、彼の変態的世界観がじわじわと流れ出す(流れ込む)。
だから彼の作品を見終わったあと、さあご飯ご飯とはどうも切り替えられない。

とにもかくにも、一番ビジュアル的にも惹かれていて、かねてから見たかった『5』が見れて満足。
# by kageart | 2005-05-11 08:34 | Kageが斬る!!
PAL変換
こちらに来ていつも困らせられること(たくさんありすぎるが)の一つに、ビデオ作品のNTSC→PAL変換がある。
手持ちのビデオカメラはもちろんNTSC。
これまでの作品も当然全部NTSC。このままではどこにも出せない。

最近はDVDに焼けば、相手方でMacででも見てくれれば問題ないんだが、なかなか向こうの環境までは想像できないからPALにするしかない。
日本にいるとき、一度、業者にお願いしてPAL-VHSに落として(テレシネ)もらったことがあるが、それを背負い不安を抱えたまま、ドイツで流してみたら、やはりひどい有様だったことがあり、以来まったく信用できない。記憶があやふやで、定かじゃないが、確か前半ほとんどノイズだらけだったような。
ちなみに、私ははっきり言って記憶力「ゼロ」。妙に偏ってMacのTipsとか映像記憶力はある。だからもち方向音痴。
子供の頃、道を忘れないようにと、家の前に置いてあった「出前の丼」を目印にしちゃって困った。(当然帰る頃には消えてた...)

話がそれた。
そうPAL変換。
やり方を知ってる人もいるかもしれないが、意外とネットで検索しても結局業者に出すべきという意見が多いので、自分への覚え書きとして残しておく。これでいつ忘れても検索すれば自分が教えてくれるという、ボケが始まった三十路的発想。

では、本題。
----PAL変換の方法------------------------------------------------------
1.FinalCutでまずNTSCベースで編集を済ませ、NTSCのQuickTimeムービーで書き出す。
2.FinalCutでPALの新規シーケンスを作る。
3.2.で出来たタイムラインに1.を配置。
4.修正→シーケンスに合わせて拡大縮小。
5.レンダリング、PAL形式でQuickTimeムービー書き出し。(写真右~部分)

--ついでに静止画切り出し-------------------------------------------------
そのままでは長方形ピクセルだから歪む。どう比率を変えれば良いか。
DV-NTSCの場合: 720×480 ---> 720×534
DV-PALの場合 : 720×576 --->768×576
その後、場合によってはインターレース解除。
解像度を上げる。レベル補正。アンシャープマスク等...。
(静止画をmovieに持ち込む際は、この逆をやればよろし。)
---------------------------------------------------------------------------
以上、あくまで個人的覚え書きですので保証できませんけど。今のおいらにはこんな感じか。
QuickTimeでも変換は出来るけど、速い動きのときうねうね(写真左)が出る。

DVDプレーヤーも結構、変換機能を内蔵してるんだけどねー。困ったもんだ。
# by kageart | 2005-04-10 10:31 | Kageが作る!!
Pope John Paul II
連日続く、法王の死に伴うニュース。
訪れる人々の数と報道に、ヨーロッパに於ける彼の影響力を改めて気付かされた。
ヨーロッパのみならず、インドやアフリカからも中継されているが、日本は全く存在感がない。
日本にもカソリックはいるだろうに。が、半年前を思い返すと、今も相変わらず朝は特ダネ。昼はいいとも。夜はドラマとバラエティで占められている日本のさまが、想像できる。
う〜ん、現にすぐ近くに住んでいる私でさえ、へえ〜と、テレビに映る彼の死した姿に今更感心してるリアリティの無さ。
一方、テレビの中では、皆泣き崩れ、列をなし、倒れる人も。(意外なことに若い人が多い)
この大きな文化の差は、単に宗教の差で済まされない絶対的なギャップを感じる。
ところが同時に、周囲の学生は、な〜んらいつもと変わらない”Hello!"っといった具合。
なんなんだ? 世代の差か、育ちの差か、はたまたみんなプロテスタントなのか。

...も、もしや、彼らテレビを持ってないから、未だ知らなかったりして???

あ、あとちなみに日本ではヨハネ・パウロ・2世と呼ばれていましたが、CNNなどではジョーン・ポール・セカンドとなります。かなり印象違います。さらにちなみに、まだ埋められない様子。腐らないのか、日々不安。
# by kageart | 2005-04-07 09:10 | 日々思ふ事
ほ、欲しい。

Oku君、情報ありがとう。すっごいものが発売されます。
美術やって予備校通ってた人間には、血と汗と涙のしみ込んだ、青春のかほりがする...。
マルス、モリエール、ブルータス...。
全部これガチャガチャのシリーズだそうだ。
おねがい誰か買ってー。かぶっててもいい。
もうそれぞれ5体ずつ並べて石膏室つくる!(ちっこいけど)石膏デッサン机の上でやる(いいかも)。組石膏つくって、、、ああ贅沢(ちっこいけど)。

『カプセル文化講座 石膏デッサン入門』
3月第4週発売だそうだ。
発売元は©Yujinだそうだ。

芸大彫刻の方々に拍手!!やっぱりすごい。
# by kageart | 2005-03-23 06:44 | 日々思ふ事
休業宣言
春だ。
引っ越しの季節だ。
制作の季節だ。(?)
しばらく休業する!
Kageは現実生活に没頭する!!
ほんとか??
# by kageart | 2005-03-15 23:27 | 日々思ふ事
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